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心の弱さ。 [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]


 巨大地震から4日目…。
 日にちを経るごとにこの魔物が残していった爪痕の深さを実感するばかりです。
 増え続ける犠牲者の方々の数。
 これが現実の出来事だろうか。
 こんなことが起こるなんて…。
 現実の出来事だということは自分に言い聞かせるのですが、心で現状を受け止めきれない
のです。



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 昨朝は午前6時前から電話のけたたましいベルが鳴り響いた。
 何事かと驚いて受話器を上げると、オッサンの学校の連絡網だった。

 「12時30分登校です」
 とのこと。

 しかし、計画停電の影響で首都圏交通網が予想以上の混乱を来していて午前10時、再度の
連絡網で「休校」に変更。
 電車各社の発表が何度か変更されたこともあり、学校側としてもギリギリまで判断できな
かったのでしょう。

 13日夜、学校までの交通網を全て調べた際には「運休もありうる」という、ホームページ
での告知があったが、眠れずに夜更けに(午前3時頃…鉄道各社も夜半まで検討・調整してい
たのでしょう)同ページを再度確認すると「14日は午後の数時間、全て運休」という変更に。

 急ぎ、既に深い眠りに落ちているオッサンの枕元に「変更あり」として詳細を書いたメモを
置く。
 代替手段になり得る電車も調べてみたが、やはり非常に短い区間での折り返し運転とのこと
で役に立ちそうにない。

 発表が後手後手になってしまったせいか、昨朝の交通網の大混乱は凄まじかった。
 駅から人が溢れ出し、入場制限も行われた。
 そして今日も昨日ほどではないが運休の電車が目立つ。
 
 ほんの少しでも何かがずれると首都圏では「大混乱」になってしまうんだ…
 身をもって実感してしまう。
 
 輪番停電についても我が家は第5グループに属していて、停電時間も変更に次ぐ変更。14日
は変更の末最終的に停電は無しという決定になった。
 もちろん節電を心がけ、いつ停電しても良いような生活スタイルを保たなくては。

 オッサンの学校の方は昨夕、再々の連絡網があり、17日(木)までは完全休校となった。
 本日は卒業式が予定されていたが、同じく18日に変更である。卒業生の皆さんも気持ちが
落ち着かないことでしょう…。

 プッコさんの方も昨日こそ通常授業であったが今日からは午前授業のみで下校とのこと。

 一方街に目を向けるとコンビニもスーパーも棚はガラガラ。
 計画停電のため、スーパーにおいては午前に1〜2時間のごく短い営業の後、閉店する店が
多い。
 そのため、ごく僅か、オープンしているスーパーに客が集中しレジに長い長い精算待ちの列。
中には外まで客が並んでいる店もあった。しかし、店内は日用品と野菜(野菜は比較的供給
が安定している)以外全ての棚が見事にカラ。一瞬、驚くほどキレイサッパリと商品がなく
なってしまった。

 どこのお店も営業自粛をするか、もしくは営業しているお店についてもほとんど照明を落と
している。みんな一生懸命被災地にその「思い」を送っている。
(こんな訳で駅前は今とても閑散としているが、パチンコ屋の灯りと音だけが目立っている
状態。パチ屋さんはどうして自粛しないのかとても不思議に思う。すごい電力量だろうに…)
 ガソリンスタンドにも長蛇の車列か、早々にガス切れとなって閉店。今日も国道がGS待ち
列大渋滞が起こっている。
 
 今はまだ地震から日も浅く、まだ首都圏全体が「麻痺」してしまっている状態なのだろう。
 それはよく理解しているつもり。

 ただ、自分で思っている以上に精神的・肉体的にダメージが積み重なってきている感が拭
えない。
 やっぱりあの「揺れ」がトラウマになってしまっているのだろうか、ちょっとしたことで
飛び上がるほど驚いてしまう。

 驚いて、ものすごく心細くなってしまう。すぐに涙がこぼれてしまう。どうかしている自分。

 ことに、緊急エリア受信。これが鳴り響くと驚きと緊張と底知れぬ恐怖感で金縛りのよう
になってしまう。
 「また来るのではないか」と。

 何でもない時ならこのぐらいの首都圏混乱、なんとしても受け止めるのだけど、体も心も
予想のつかない展開についていかれずその結果、ささいなことで心が波立ってしまう。そこ
へもってきて次から次へと思ってもみなかった信じられないような衝撃が耳と目から入って
くる。それを自分の中で一つ一つ消化するのに時間を要するようになってきてしまった。
 
 ちょっとしたことでも情報を聞き漏らしてはいけない、と思うと…それがともすれば命に
直結するのでは…なんて考えると、一日中緊張の連続で夜も不安感からなかなか眠れず、思
考をリフレッシュすることができない。

 そうしたところへまた新たな衝撃が追加され、さらに消化しきれなくなってしまうという
悪循環。

 被災地の方々のご苦労を少しでも理解し、また分かち合い、自分にもできることを…。
 ただ、それだけで今は辛うじて精神を保っているような気がする。
 自分でもこれまでメンタル的に「ダメ人間」だということはイヤというほど自覚していた
が、今、なおさらそれを感じざるを得ない。

 もっと強くなれたら…ならなくちゃいけないのに。


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 blogにこんなことを書いてしまうことをとても迷ったけれども、書くことで少し自分を
整理したいと思いました。
 もし不適切な表現、ご気分を害された方がおられましたら、どうかお許し下さい。

 昨夜NHKの報道特集で宮城県の大津波襲来の折、近くの病院の建物が津波をもろにかぶ
り、恐らく入院していたであろう患者さんが、ベッドに横たわり毛布をかけたまま津波に
浚われ、流されていく光景を目撃した被災者の方のインタビューを聞きました。

 これを聞いた時あまりの衝撃とショックで言葉になりませんでした…。どんなにか恐ろ
しい思いをなさったことでしょう。
 こういった悲しすぎる現実が数え切れないほど起きてしまっているのです。
 未曾有の地獄絵図が現実となってしまいました。
 
 毎日、祈り続けています。
 事態がどうか良い方向へと向かいますように。
 被災地におられる方々、一人でも多くの方々が一日でも早く安息を得られますように…!
 
 今はみんなで積み上げて、そして積み重ねていくしか道はないのです。
 頑張ろう。
 

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コメント 4

ダイナ

こんばんは。
私も同じです。ちょっとしたことでびっくりします。
今日は、ちょっと正直な気持ちを記事にしました。
コンビニ行っても何もなく、困りました。
反感をかうかもしれませんが・・・

by ダイナ (2011-03-15 21:43) 

earlgrey

ダイナさん  本当にそうですね…。今さっきも静岡で震度6強…
また緊急エリア受信があった直後に横浜もかなり揺れましたので、
飛び上がる程驚いてしまいました。
 ダイナさんの今日の記事も先ほど早速拝見させていただきました。
仰ること、今の私の気持ちの代弁のようでした。
 子どもたちも段々と精神的に参ってきています。これからどうなっ
ていくのでしょう…。 
 コンビニ、スーパー、全滅ですね。卵と牛乳がどこへ行っても買
うことができず、被災地の方々のことを思うと不謹慎だということ
は重々承知ながら、現実として明日からどうしようかと思っています…。
by earlgrey (2011-03-15 23:28) 

ダイナ

コメントありがとうございました。
昨日も地震がありましたね。
しかし、きっと大丈夫です!
by ダイナ (2011-03-16 20:11) 

earlgrey

ダイナさん

 こんにちは!こちらこそありがとうございます。
 少し余震、減ってきたように思いますね…。まだ気を抜けない
ことは確かですが…。
 きっと大丈夫、の言葉、とてもホッとしました(うまく言葉に
なりませんが)。そう信じて前向きにいきたいと思います。
by earlgrey (2011-03-17 12:38) 

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