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懐かしくて新しい -Something In My House - [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]


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 昨今、日本の音楽業界のスピードの速さには最早ついていくことは難しく、年々興味を失うばかりだった。
 それでも一昨年ぐらいまでは何とかちったぁ流行の遙か末尾にある「軌跡」ぐらいは辿ろうと、邦楽も意識して聴くようにしていたのだが、次々と出てくる不明なアーティストの数々。
 どれを聞いても皆同じに聞こえてしまうという倦怠感から一切邦楽から手を引いてしまった。


 ことにオッサンがMJを聴くようになってからは、いい具合に刺激を受けてしまってアタクシも負けじと洋楽のシャワーを浴びることが多くなっていた。こういうのも「焼けぼっくいに火…」とか言うのだろうか(不明)。
 といっても私はアングラな世界など知るよしもなく洋楽のごくごくポピュラー部分にしか触れられてはいないのだが。


 それでも若い頃を思い出し、MJに浸る日々。
 MJの「良さ」を四十路にして改めて…否、初めて知ることになったわけだ。


 MJから始まり、私の中の洋楽病は加速度を増していった。
 

 Billy Joel、Chicago、John Lennon、The Stylistics、Swing out sisters、Soul等々。
 この前など久々に「ソウルトレインのテーマ」をi-tuneからDRし、涙が出るほど懐かしく聴いた。
(私のソウル人生は小学生の時に聴いたこの曲に始まっている)


 いにしえの昔それは遙か彼方、己の中学〜高校時代にこれらの曲に出逢い、その楽曲の斬新さや美しさに心底感動し傾倒した。
 それらの愛すべき曲たちをセレクトし、カセットテープをつくるための録音時、いかにレコード針がレコードにつく瞬間の「ボッ」という音を入れずに美しく編集するかに没頭していたあの頃。今のような便利さは全くなかったが、あの頃の方が音楽に近かったような気すらする。


 しかし、18才の頃ロックに目覚め、それからはBOOWYやBUCK-TICKなどといったバンドを好みコンサート漬けの日々。
 その後結婚。しばらくの間、育児の忙しさも手伝って洋楽への距離は遠いものとなっていた。


 時代はレコードからCDへ。そしてMDからMP3(ですか?)へと変貌した。


 レコードを収集していた頃のワクワク感はないものの、今は有難い時代になったもので以前聴いていた曲をi-tuneからDRすることができる。そしてYOUTUBEでプロモーションビデオを拝むこともできる。なんと便利なことか。
 

 自分自身が洋楽に傾倒していた頃、世の中はまさにバブル景気最盛期で全く根拠のない幸せ気分にむせかえっていた。
 それは今考えると「終焉へのカウントダウン」だったのかもしれないと今になれば思うけど。


 その頃、私はデッドオアアライブに狂っていた。
 その時代にぴったり当てはまるようなビートのデッドオアアライブの楽曲。ピートの妖艶なキャラから繰り出されるとは思えない野太いその声。
 中でもアタクシはSomething In My Houseが好きで好きでたまらなかった。


 出だしからたたみかけるようなあのうねり感。
 カセットが伸びてしまうほどよく聴いた。


 先日、ふと「おっ。デッドオアアライブ聴きたいなぁ」とCDラックを探し漁り、彼らのCDを久々で聴く。
 やっぱええね〜!あの頃の高揚感が蘇る。


 我が家にあるアルバムはノンストップバージョンで一つ一つの曲がそれほど長くない。そういやSomething In My Houseには長いバージョンのものがあったはずだ、と思いAmazonにて検索すると…あるある、ずいぶん彼らから離れていた時期にもベストアルバムを何枚かリリースしていたようだ。
 しかもお値段も手頃。
 買うしかない。買うしかない。買うしかない…!

 …で届いたCDが本日一枚目の画像のもの。

 相変わらず美しいピート・バーンズ。
 もうジャケットだけで涙モノよ。


 オッサンに聴かせてみるとまんざら悪くもない様子。
 「学校でデッドオアアライブを宣伝するのだぞ!」と半ば脅迫風にねじりよると、
 「おう。やってみよう」
 だって。


 今聴いても全く色あせないデッドオアアライブの世界。
 否、新しい人たちが今初めて聴いても新鮮に映るのではないか?
 MJもいいけどD.O.Aもね(^_-) というところであろう。


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※我が家にあるデッドオアアライブのアルバムたち。


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※フォトショップでいじってみたら面白い。アーティスティック〜!(自分で言うないっ!)


 興味のある方もない方(?!)も一度ピートの世界をのぞいてみよう!(強制(^^ゞ)




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