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青天の霹靂。 [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]


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 夕食の買い物へ出かけている途中、ふと携帯が鳴っていることに気づく。
 着信はワルダチ、大輔の母ちゃんだ。
 …どーしたのかな、こんな時間に珍しいな。


 思いつつ慌てて電話に出てみると…
 大輔母ちゃんの様子が変。

 開口一番に
 「そばに京佑いないよね?」
 「うん、今あたし出先だもん」
 「…○○さん、亡くなった。今連絡網回ってる。」

 えーっ!!と思う。
 咄嗟に言葉が出なかった。
 
 幼稚園・小学校とオッサンと同じクラスだった女の子のお母さんが急逝されたというのだ。

 「いつ?いつ亡くなったの?」
 「うーん、昨日とか一昨日とか言ってたよ」
 「なんで?以前入院していたけどその関連なの?」
 「そう。悪化したらしいよ」

 京佑は様々事情があって、小学校を一度変わっている。
 私立→公立と転校をしたのだが、その私立だった時の同じクラスのお母さんだ。

 私とは全く違うタイプのママではあったが、幼稚園時代にはよくお茶も行ったし、我が家にお招きしたこともあった。
 一緒にウィンドウショッピングしたことも、電話を掛け合い他愛ない話題でとめどなく盛り上がったこともあった。
 しかし、かなり勝ち気な性格でバリバリの行動派だった彼女とは、小学校に入ってからは徐々に疎遠となり、うちが公立に変わる頃だったか「○○さん具合が悪くて入院しているみたい」と聞くも私から連絡までは至らなかった。

 その後良くなって退院したと聞いていたし元気に過ごしていると思っていた。
 彼女と知り合った学校は幼稚園から大学までの一貫校だったので、彼女の娘さんはそのまま上に上がるのかな?と思っていたが、小学校を卒業したのをきっかけに外へ出た、ということを聞いていた。それでも明るい彼女でお付き合いの幅も広かっただろうからずっとこの学校の誰かと親しくお付き合いされていたことだろう。だから連絡網が回ったのだ。

 言葉が出なかった。
 私よりいくつか年上ではあるけど、まだまだこれからじゃない。
 それに何より娘さんの顔が頭に浮かんで離れない。
 
 「○○さん、娘さんのこと思ったらどんなにか切なく、無念だっただろうね…それ思うと…」
 「ほんとよ、まだ○○ちゃん中2だし子どもの成長見届けたかったろうしね」
 
 出先であまりに驚いてしまって、それからそのことで頭がいっぱいになって最終的には何だか落ち込んでしまう。
 でもご縁があってしばらくの間お付き合いをさせていただいた。
 お別れがしたい、と思う。
 
 「お通夜はいつ?聖子ちゃんはお焼香行く?あたし、もう学校関係者じゃないから多少行きづらいし聖子ちゃんと一緒に行ってもいい?」と尋ねると、
 「うん。そのつもりで電話した。あなた、もう学校関係者じゃないからあたし以外誰からも連絡網入らんと思って電話した」
 「ありがとう。ほんとよね。知らせてくれてありがとう」

 お通夜は10日。
 オッサンの学校の音楽祭と重なるけれど、とんぼ返りして参列させていただこうと思っている。
 ご冥福を心からお祈りしたい。


 
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