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感無量。 [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]


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 昨日の夕方、メールが入った。
 「いよいよです。今は5-7分間隔。これから産院へ行きます」とのこと。


 このブログでも何度か書いている友人の待ちに待った出産。
 
 このメールをもらってから私もいそいそ用意を始め、我が家に立ち寄った友人の息子・大輔とと一緒に自宅からすぐ近くの助産院へ駆けつけた。
 おそるおそる中に入って行くと、奥の方で遠赤外線のドームに入った苦しそうな友人の表情が目に入る。

 大輔と二人、助産師さんに促されて近くの椅子に座るものの、何もしてやれることがない。
 陣痛の波が来て顔をしかめる友人をただただ見ているしかできない自分。
 
 しばらくして自宅に忘れ物を取りに帰っていた旦那さんが到着。
 10時半を過ぎた頃、助産師さんが話を始めた。
 
 「奥さんね、まだ陣痛が微弱で子宮口も開いていないから、ちょっとまだ生まれそうにないのよ。いったん帰ってもいいぐらいだと思うけど、少し破水しているようにも思えるからこのままこちらで様子を見ましょう。旦那さんやら身内の方は帰ってもらっていいですよ。お産が始まるようだったら旦那さんに連絡するからね。でも下手すれば明日の今頃になる可能性もなきにしもあらずだね」

 うーむ。
 上の子と13年という間があいてしまったので、初産扱いになるのだろう。
 仕方ない。
 旦那さんと大輔と私で産院を後にする。

 でも…さっきの友人の様子を見ていると確かに陣痛の波はまだはっきり狭まってこないけれど、もう進み出したらえらい早そうな感じがするなぁと思ったりもした。

 「産院から連絡あったら栗原さん(私)にも連絡させてもらうつもりです。あいつ、栗原さんを頼りにしてるみたいなんでよろしくお願いします」
 とのこと。

 帰宅しても何だかこっちの方が気が高ぶってしまい、床についてもなかなか眠れない。
 いつ電話が来るだろうか…
 そんなことばかり考えてうつらうつらしながら明け方を迎えた。

 惰眠を貪りながらも何となく予感がしてハッとして起き上がり携帯を見るとメールのランプが点滅している。
 「!」
 と思って即座に見てみると
 「おはよー。あの後2:15に3195グラムで生まれました」

 わー、間に合わなかった〜残念!という思いと無事に生まれて良かった!という思いがないまぜになって朝から妙なハイテンションになってしまう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 そういえば、3/4は昨年亡くなった友人の父上の一周忌。
「命日」である。出てきたチビちゃんは友人の大好きだった
父上の生まれ変わりかもしれない。
 不思議な縁だなぁと思う。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 すぐに朝食を済ませ、自転車を飛ばして助産院へ。

 部屋に入っていくとちっちゃなちっちゃな赤ちゃんが友人と一緒に横になっていた。
 一言で言うと可愛くて愛おしい。久しぶりで生まれたての赤ちゃん見たなぁ。
 抱っこさせてもらう。
 お母さんにそっくり!笑っちゃうほどそっくり!

 友人によると産院から旦那さんに連絡が行くも、お産のスピードの方が早くて旦那さんも大輔も立ち会えなかったそう。
 まあ、でも高齢ハイリスク出産の割に安産で、母子共に健康ってのが何よりだった。
 これからしばらくは大変な日々となりそうだけど、新しい家族が増えるってのはいつの世であっても良いもんだ。
 生まれ出たちびちゃんに沢山の幸あれ!
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