ウンザリ（涙）。

　13年ぶりに家族でオートサロンへ行ってきた。
　しかし…。

　ものすごい渋滞と会場のあまりの人出にガックリ…。
　まあ空いているわけはないと覚悟していったけど、東関道の「湾岸
習志野」出口で3キロ以上も渋滞しているのを見て、全てが分かるよ
うだった。

　仕方なしに他の出口を利用して、稲毛海岸駅近くに車を駐車して、
そこから電車で海浜幕張まで行くことに。
　何だか行く前から疲れがのう…。



　長い長い道のりを歩きやっと会場について上から見た図が本日の画
像（涙目）。
　その人ごみを見ただけで、正直帰りたくなってしまう。あたしこう
いうのひどく苦手だ。

　ゴマジさんの友達も一緒に乗せて行ったので、ゴマジさんたち子ど
も軍団と私たちアダルトは行動を別にすることに。時間を決めて後で
待ち合わせる。

　私はカズさんについていくだけでもやっと。ちょっとでも車を見て
いようものなら後ろからどつかれるわ、カバンをぶつけられるわ、ひ
じで当たられるわ、さんざんで泣きたくなる。
　結局、ほとんどの時間、喫茶コーナーの椅子で座って待っているハ
メになってしまった。おのれーーーっ！

　13年前に来た時にはもっと若かったからあまり感じなかったのか
もしれないけど、やっぱり出展している車も様変わりして、楽しみに
していた80スープラも見ることができず（出展していたのか否かす
らもわからない…混雑で歩けない）、ただひたすらに混雑しているこ
とだけが苦痛になってしまった。
　疲れ果てて座っていたら目の前のブースで若いお姉ちゃんコンパニ
オンが愛想笑いを振りまき、よそ行き声でなにやら車の説明をしてい
たが、ふとその前に目をやれば頭が半分はげかかったようなオタクの
おっさん連中が一眼レフみたいなすっごいカメラで一心不乱にそのお
姉ちゃんを撮影中。それがすっごい数なんよ？
　なんだかなぁ。そういや、こういった輩はモーターショーの時にも
数多くいたわ。車なんてそっちのけで姉ちゃんばかりを撮影しとるん
か？そんなどうでもいいことを考えながらボーッとその風景を見つつ、
さらに疲労度全開（涙）。

　子どもたちはひたすら楽しかったらしい。フェラーリやランボルギ
ーニの出展もあったので狂喜乱舞の至り。
　待ち合わせの時間になってもなかなか戻って来なかったのは言うま
でもない。

　さんざん待たされた挙げ句、やっと帰ろうと思ったら今度は子ども
3人組が出口付近の売店でカップラーメンを食らうと言い出した（涙）。
　自分たちはサッサとテーブルを確保し、こっちは立ち（怒！）。
　ムカついたので、先に電車で車に戻っている旨を話し、遠い道のり
を駅まで歩き出す。

　京葉線の窓から稲毛海岸の果てに美しい夕日が輝いていた。
　今日の収穫はこれだけかも。

　はてさて。蛇足ではありますが、私たちが先に稲毛海岸駅駐車中の
車にたどり着き、ホッと一息…のはずが、待てど暮らせど子ども軍団
戻らず。人んちの子どもも預かっている身、携帯へ電話してみたら、
なんと「誤って東京方面の電車に乗ってしまった」という。まったく
アホチンがーっ！習志野まで行ってしまったらしく、すぐに引き返し
たものの、外はどっぷり夜の闇。
　時間と共に渋滞がひどくなるのは当然のことである。しかも千葉と
なれば「渋滞」の前に「大」がつくのも当然なのである。
　駆け込んできた子どもたちを乗せてすぐに帰途につくも、幕張近辺
は寸刻みすら動かない文字通りの大渋滞。いったいいつになったら家
に帰れるのか、日付変更線をまたいでしまったらどないしよう、と本
気で心配が募るほどだった。
　裏道を駆使して高速に乗ったものの、帰りは自宅まで2時間以上を
要してしまった。

　やっぱり40過ぎたあたしにはオートサロンは「ついていけない世界」
なのであった。来年からは子どもたちとカズさんとで行ってもらうこ
とにしようではないか。
　果てしなく虚しいオートサロン、なのだった。