SSブログ

前歯の運命。 [口唇口蓋裂のこと。]

 今日はゴマジさんの2010年初の矯正診察。
 少し前から気になることがあったので待ちに待った診察日となった。

 ゴマジさんの前歯は口蓋裂のため、当初口の奥方向に向かう形で倒
れて生えてしまっていた。その歯を後ろ側からワイヤーを使って前に
出す治療を続けている。
 その甲斐あってずいぶんと前歯が元の正しい位置に戻ってきたのだ
が、困ったことに前歯2本の間にかなりの隙間ができてしまい、かな
り目立つようになってしまったのだ。笑ったりすると、殊に目立つの
で私もとても気になっていた。

 最近、彼は一人で通院しているので、家を出る前に、
「必ず、前歯はどうなりますか?と聞きなさいよ!」と声をかけた。

 現在、矯正治療も佳境に入りつつあり、通院の頻度も結構多い。
 上あごの成長がほぼ終わったことで、これから思春期にかけては、
問題の「下あご」が一気に急成長するからだ。
 普通の人ならば(というと語弊があるかもしれないが…)下あごが
発達したとしてもそれほど心配はないのだけれども、口蓋裂の子ども
たちはごく小さいうちにほぼ例外なく口の中「上あご部分」を手術し
ているわけで、この手術跡があごの成長にブレーキをかける恐れがあ
る。
 上あご成長が手術によって抑制される→下あごは何も問題がないた
め、通常通り成長してしまう→受け口になりやすい
 といういやーな運命となってしまう。

 あまりに受け口がひどくなれば将来待っているのは「骨切りオペ」。
このオペはかなり本人にとっても苦痛が大きいため、親とすれば何と
か回避させてやりたい。
 そうなると矯正で何とか上あごを正しい形に導いてもらうしかない
のである。

 でも、前歯のすきっ歯だって、考えてみたら歯列が正しい位置にな
ってきているから、ひっぱられて隙間が空いたのかも知れない。とす
れば治療が間違いなくうまくいっている、という何よりの証拠ではな
いか。

 夕方、帰宅したゴマジさんに開口一番「前歯どうだって?」と聞く
と、「うん、今のところはまず倒れた前歯を元の位置にするワイヤー
を使っているんだけど、来月からはいよいよ歯列をきれいにするワイ
ヤーに入れ替えるらしいよ」とのこと。
「きれいな歯列になるのね?」と聞いたら「うん、きれいになるって」
と返事が返ってきた。

 今のクリニックの先生は昭和歯科大の中でもとても腕が良いと評判
の先生だし、何も心配することなくお任せすればいいのだ、と再認識。
 
 次回の診察は2/9。
 たまには私もついて行って先生から話を聞かなければいけないなぁ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。