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不埒な人々。 [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]

 仕事の土曜日。結構天気も良いと言うのにもったいない…と思うが仕方が
ない。

 土曜日は電車も空いているので結構助かるのだが、それでも混雑の渋谷は
どうしても苦手だ。仕事だから、と割り切る。

 仕事自体はちょっとしたハプニングがあったものの予定通り終了。
 仕事が終わると脇目も降らず半蔵門線のホームを目指す。少しでも帰宅時
間が遅れるとラッシュに巻き込まれるため、座る場所を確保したい私にとっ
ては「早めに帰る」ことがとても大事なことで常に早め早めを心がけている。

 電車に乗っている時間が結構長いので、文庫本は必要不可欠。行きも帰り
も座席に座るとすぐに本を引っ張り出して没頭している。この日の行きもそ
うだった。
 渋谷駅に滑り込んできた電車を眺めるとまだまだ座席に空きがあったので、
内心「ヤッター!」と思いドアが開くと余裕を持って座ることができた。嬉
しい。
 「さて、さっきの続きを読むとするか」
 早速本を取り出して、朝の続きを読みふける。

 …各駅停車が三軒茶屋を過ぎたあたりだろうか、それまで本と首っ引きで
周囲に全く関心がなかった私だったが、ふと一つおいた隣の席の変な様子に
気づき、顔を向けず視界だけで隣を見たら、子どもがお母さんの膝枕で寝て
いる…と思ったら、違うのである。カップルの男性が女性の膝枕で寝こけて
いるのである。女性の方は男性の上に折り重なるようにしてこれまた寝てい
る。えーっ、マジかよーと思った。前の人々を眺めるとやはり私と同じよう
にそのカップルを珍しそうに眺めてはそっぽを向いてごまかしたりしている。
 いやぁ勇気ありまんなー。あっしにはとってもそんな勇気はおまへんわー、
という感じである(汗)。

 そのうち電車は用賀を過ぎて地上に出た。そうしたところその光で目を覚
ましたカップル。次の瞬間今度はディープなキスをしはじめた!
 えーーーっ、こんなところで?!
 人目も憚らず、ひっしと抱き合いながら、である(汗汗汗)。
 こっちの方が恥ずかしくて、どうしようかと思った。
 同じように感じたのか、前の列に座っていた老年のおば様は隣の車両に移っ
てしまわれた(笑)。
 
 見るまい見るまい…、と必死に本を読んでいるふりをしたが内心読書どこ
ろではない!事実は小説よりも奇なり、ではないか(笑)。
 それからもそのカップルは文字通り「いちゃいちゃ」と自分たちだけの世
界の中で時間を過ごし、しかし、男性の方は神奈川県に入ってすぐの駅でそ
れまでの「いちゃいちゃ」が何だったのかというぐらい、彼女に一言二言言
葉をかけた後、あっさりと降りて行った。
 
 最近、電車や街中で見かける「?」な人。自分から見て「変な人」が多す
ぎる。でも、「自分が変わっているのかな」とも思ったりする。そういう変
な人が実は普通で自分が間違っているのだろうか。それぐらい憤りを感じた
り、驚いたりしてしまう。
 抱き合うカップル、車内で平気な顔をしてマニキュアを塗る若い女性、出
口前のスペースに座り込んで話し込む高校生…例を挙げればきりがない。

 なんか、ここ10年ぐらいで日本って様変わりしたように思いませんか?
 何がどう、という具体的な言葉が思いつかないのだけれども。
 
 最近、電車に乗っていると何だか自分が日本ではない、外国にいるような
錯覚にとらわれてしまう。なぜだか、わからないけど。
 こういう時代なんだ、と慣れるしかないのだろうが。
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