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原始的健康法。 [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]


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 「歩く」。
 この動作の魅力に改めて、否、初めて気付いたのはこの家に越してきてか
らだった。


 私は昔、歩くのが大嫌いだった。ちょっとした距離でもタクシーに乗って
しまったり、どうにかして歩かなくて済むようにと悪あがきをしたりした。

 ところが段々齢を重ねてくると不思議なものである。若い時には何も思わ
なかった、気付かなかったことが最近、色鮮やかとなって私に色々なことを
教えてくれるようになってきた。
 例えばこんなことだ。
 昔は野に咲く花になど何の感情もなかった。母から「綺麗な花ねぇ」など
と言われても「はいはいはい」みたいな感じでスルーした。どうでもよかっ
た。ところが、今は誰に言われなくてもその草花の可憐さ、健気さを感じる。
自然の驚異や不思議さ壮大さの前に、とても素直になれる自分がいるのだ。

 この地に越してきてから、贅沢なほどの自然の豊かさに心を奪われ、毎日
散歩に出かけるようになった。歩きが主だが、十数年ぶりに自転車も活用で
きるようになった。

 ここは地理的に「こどもの国」や「寺家ふるさと村」に歩いて行ける距離
だから、新鮮な空気を吸いながら本当に贅沢な散歩ができる。
 
 今の携帯には「万歩計」がついている。それをポケットに入れて歩いてみ
ることにした。最初は3〜4000歩(概ね3〜4キロ)の日が多かったが、こ
どもの国へ子ども達と散歩に行くようになってからは10000歩を超える日も
出てきた!距離にして8キロである。
 仕事で渋谷の町中を歩くのは未だに嫌で嫌でしょうがないけど、愛でる景
色と爽やかな空気がお供してくれればどこまででも歩ける気がする。

 携帯は便利なもので、歩いた距離を「東海道53次」に換算してくれる。
 8月の最初に日本橋を出発した私は現在熱海付近を歩いている(ヘビーに
歩く人から見ればまだ全然、なのだろうけど)。

 原始的健康法もしくは移動方法ではあるが、原始的を侮ってはいけない。
文明が発達すればするほど人間の五感は怠けていく、らしい。自分の原動力
を引き出すためにも「歩く」ってすごく大切なんじゃないか、そう思う。
 いつになったら東海道のゴールに到着するかまだまだ気が遠くなりそうだ
けれど、歩き出してから腰の痛みも劇的に治ってきたし、何よりご飯も美味
しいし、ゆっくり景色が移ろいゆく中で子ども達と色々語り合うもまた良し。

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(今日の写真のように、散歩ついでにゴマジの腹が減ってしまい、こどもの
国レストランでラーメンを食べさせられるのは誤算ではあるのだが(^_^;))
 歩くこと=良いことづくめだ。

 これまで歩くことをおざなりにしてきた分、これからは「楽しみ」つつ、
大切にしていこうと心に決めている。
 
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