オッサン生誕の日。

＜Michaelトリビュートライブ・ダンサーオーディション会場の様子。この中に息子達も…＞

　今日はオッサンの誕生日。
　15歳おめでとう（ま、ヤツはこのブログなど見てくれやせんだろうが）。

　

　15年前。
　あの日の午前3時。収縮するような痛みに耐えかねて目を覚まし、冷え込み厳しく
まだ夜も明けきらぬ時間に国道246号をカズさんに飛ばしてもらい産院へ急いだこと
を今も昨日のことのように思い出す。

　思えばヤツは産まれる前からせっかちだった。
　初産には丸1日かかる、と言われていたが陣痛はあれよあれよと進み産院について
わずか6時間程度、午前10時50分にヤツは産声を上げたのだ。

　それまでの痛さと、その痛さから解放された充実感とで、夢の中のような朧気な意識で
いると先生から「赤ちゃん、口唇口蓋裂だよ」と言われ、口の切れた大声で泣く赤ん坊を
胸に抱いた時、不思議とそのすっとんきょな顔を「可愛い」と思った。
　愛しくて愛しくてたまらない存在になった。

　先生はただ一言「大丈夫。今はきれいに治るから。何も心配するな」と言って下さった。
このときのこの先生の言葉とオッサンへの愛おしさがその後の道のりをよろつきながら
も何とか歩いて来られる原動力だったと確信できる。

　小さな小さなあいつを片手で抱っこし（ヤツは2676gにて出生）その儚げなそれで
いて「生きる」パワーに包まれた赤ん坊特有の温もり。今でもはっきり思い出せる。

　小さい頃はどちらかというと私にばかりくっついている子ども、弱虫で泣き虫だった
あいつ。「大きくなったらどんなになってしまうだろう」とどれほど心配したことか。
　
　
　それが、今じゃ。
　心配したことが「アホでっせ」って言わんばかりの逞しい男になってしまった。
　
　ありがとう、神様。
　彼を授けて下さったことを心から感謝します。

◆オッサン・ビフォーアフター劇場（笑）◆

＜生後6ヶ月＞


＜生後15年!?＞
　

　そんなオッサンですが、11月2日にMichaelJacksonトリビュートライブ（12月開催）
に伴うダンサーオーディションにエントリー、テストを受けてきた。
　オーディションと名がつくのだから、強者ばかりに違いない、と思っていたけれども、
やはり想像は現実のものとなった。

　オッサンたちは友達含む3人でエントリー。
　審査員は「ケント・モリ」。
　ステージ慣れしてきていた彼らもケント・モリの前ではガチガチになったという。
　オッサンも「膝が震えてどうしようもなかった。いつもの半分も力が出せなかった」と
残念そうだった。

　でもね、きっとその緊張を乗り越えてどんな場でもいつもの自分を出せなければ選抜に
勝ち残ることはできない、と思う。
　
　彼らは自由課題で2BADを踊った。
　私も何度かtubeでMichaelの踊りを見たけれど、ひどく難解なダンス。「あちゃー」と
思った（笑）。

　ケント・モリもあまりの稚拙な彼らの踊りに違う意味で衝撃だったことだろう…。
　「君たちはいつもMichaelの踊りをやっているの？」
　「はい、そうです」
　「Michaelもきっと君たちのようなファンがいてくれることを喜んでいると思う」
　オッサンたちの踊りが終わった後、こう声をかけてくださったらしい。
　ありがとう。ケント・モリさん。

　実はあまりケント・モリ氏はこれまで好きではなかったし、あまり興味もなかった。
　けれど、オッサンから聞いた彼の真摯な取り組みや審査を聞いて、見方が変わった。
　やはりプロフェッショナルな人なんだ、と。

　ケント・モリはオッサンズが2BADを踊っている間、ずっと一緒に身体をスイングさせて
一緒に踊ってくれていたとか。きっと私が思うにオッサンズの緊張を解いてくれていたん
じゃないかと。うがちすぎかしら。

　オッサンズは言うまでもなく一次審査であえなく撃沈だったけど、オッサン曰く
「すごい刺激だったよ。オーディション参加者全員で『ドリル』を踊ったんだけどすげえ
感動した。忘れられないよ」と言っていた。
　そのど迫力のドリル、私も見たかったな。
　
　ちなみにダンスのレベルは非常に高かったとのこと。
　年齢層で分けられていたんだけれど、キッズ部門はそのほとんどがきっとダンスレッスン
をみっちり積んできている子達ばっかりだったとも話していた。
　いいんだよ、いいんだよ。
　そういう場にエントリーして刺激に触れられたことに意味があるのだからさ。

　さて、そのトリビュートライブ、いよいよ来月！
　これについて詳細はダイナさんのブログ（ダイナさん、勝手に引用してごめん）に丁寧に
綴られているので興味のある人は是非！
　ああぁ、あたしも行きたいんだけど今悩み中(´ε｀；)ｳｰﾝ。
　
　
　さてさて。
　かくしてオッサン15の秋はこのように過ぎていく。
　来年はどんな成長を見せてくれるだろう。
　あ、くれぐれも「盗んだバイク」で走らないように（笑）。←ネタ古。



＜同じくオーディションの様子。どこにいるのか全然わかんない＞

※オーディション画像はfacebook「http://www.facebook.com/mjtribute.jp」より引用しました。

コメント 2

今日はデンジャ君のお誕生日だったんだ！
おめでとー♪
それと、私の記事へのリンクありがとう！うれしいです(*^^*)
デンジャ君も、いろんな体験をして刺激を受けて
いろんなことを考えながら感じながら
たくましく成長していければいいね♪
by ダイナ (2011-11-17 17:08) 

★ダイナさん
　ありがとー！(=ﾟ∇ﾟ)
　なんか誕生日だったんだけどオッサン機嫌悪くてね（苦笑）。
　ま、それも自我が確立されてきたのだ、と思うようにしよう！
　人間ってダイナさんが言う通り周囲からの刺激だったり経験則
だったり、そういうものを支えにして生きていくんですよね。
　だから刺激も経験も多い方が絶対に充実した人生になる。
　あと、人脈（イヤな言葉かな）かな？
　ダイナさん、ありがとう。デンジャにも伝えました。
　あ、あと勝手にリンクしちゃってごめんね。
by earlgrey (2011-11-18 12:49)