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色々、DVD観てみました。 [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]


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<原作は鮮烈だったのに、映画がトホホの「さまよう刃」>

 最近、TSUTAYAで「DVDレンタル100円キャンペーン」をやっているので、
気になっていたDVDを鑑賞する機会に恵まれました。
 自分としての備忘録の意味も兼ねて今日のブログネタに。





 さて。
 この2週間ぐらいで観たものを一通り書いてみようっと。
 
 アルマゲドン
 アルマゲドン2008
 ディープインパクト
 デイアフタートゥモロー
 2012
 サンシャイン2057
 ポセイドン
 バンデイジ
 さまよう刃

 等々です。

 まあ、書いてみてよく分かるが、パニック映画ばっかりだし(笑)。
 注:映画というと「SFパニック」「恋愛」「ホラー」「ヒューマン」「アクション」
などがジャンルとして主なところだと思うのですが、私は「アクション」とか「恋愛」
モノはあまり好きではなく。
 自分的にはパニックかヒューマンです(断言)。
 ホラーは嫌いではありませんが、鑑賞後の気分があまりよろしくない作品も何だか
ねぇ…という感じなので。
 
 色々観たけれど、一番良かったのはアルマゲドン(ブルースウィリス)。
 実はアルマゲドン、子ども達がまだ小さかった頃、レンタルで借りた記憶が
あります(オッサン5才、プッコさん2才の頃)。が、その頃はやっぱり子どもが
小さいから腰を落ち着けて観ることは叶わず、作品の断片しか覚えていなかった。
 今回はじっくりゆっくり観ることができました。
 これぞ、アメリカのお家芸、とも言えるほどの「泣かせてくれるぜ」戦法。
 しっかり、やられちまいました。
 それに、主題歌(エアロスミス)がこれまた素晴らしい。
 
 2012とかポセイドンも普通に観ていて引き込まれたけれど、アルマゲドンの充実ぶり
には勝てなかった。

 しかしね。
 昔だったら「よーくこんな荒唐無稽な作品つくるわ」と思ってました。
 彗星が衝突する? 大地震が起こる? 異常気象? 太陽フレアで磁場がおかしく
なる?
 どれも全て他人事でした。
 だからある意味こういう作品でも「楽」に観ていられた。

 でも、今は違う。
 妙にリアリティたっぷりでした。
 311の大震災に遭遇して改めてこれらの作品を観てみると「本当にこういうことが
ありえるのかもしれない」と、実感として伝わるものがあった。
 地震が表現される作品では、311の恐ろしさがリアルに蘇ってきて震えるようだった。

 人は「究極」の地に立たされた時に一体何ができるのだろう?
 と考えずにいられない時間でした。
 殊にそういう意味で言うと「デイアフタートゥモロー」はアルマゲドンほど派手な
演出はないものの、異常気象が地球を覆い尽くす、という面では一番凄みがあった。
 もしもこんな状況に自分が置かれたら、いったい何ができるのだろう、と思う一方、
自然の恐ろしさに観ていて心底、ゾッとしました。

 以上、お気に入り作品のご紹介でした。

 逆に「うーん、意味が…」という作品が「サンシャイン」「バンデイジ」。
 サンシャイン2057は途中までは眠気をこらえて何とか観ていたけれど後半はいきなり
展開が変わってしまうのでそこで脱落してしまいました(苦笑)。真田広之の流ちょうな
英語は素晴らしかった。

 そしてバンデイジ。
 赤西仁がちょっとかっこいいな〜って思っていたので観てみましたが、私のような齢を
重ねたおばちゃんにはあまりついていけませんでした。最後まで観たけれど、不完全燃焼っ
て感じ。「そんで?」「何が言いたいの?」と思う作品でした。

 以上、残念賞(勝手につけるな)作品のご紹介でした。

 
 さて。
 本日の画像にもなっている「さまよう刃」であります。
 これについて一言申し上げたい。
 怒りの一言です。

 私は読書が趣味です。読んだ後の本は場所の問題もあって殆どブックオフに持って行って
しまうけれど、もし貯め続けていたとしたら書庫ができるくらい読んできました。
 どちらかというとフィクションは好きではなく、ドキュメンタリーなどを好みとするとこ
ろですが、それでもやっぱり気に入った作家の本であればフィクションもかなり読みます。

 東野圭吾。言わずと知れた有名作家。
 白夜行なども読みました。えらい分厚いんです、あの作品。でも1日で読破。
 今回、アマゾンを徘徊していたら「さまよう刃」の中古を1円で見つけたので取り寄せて
読みました。ちょっと破けてましたけど(笑)、読めればいいんです。
 白夜行もかなり引き込まれましたけど、このさまよう刃もやられました。
 
 軽くあらすじを書くと…
 娘と二人暮らしの父親。その愛娘(著書では高校1年生)が未成年の少年グループに陵辱
された挙げ句、殺されて海に遺棄される。その少年グループはそれまでにもレイプを繰り返
していて、そのレイプの模様をビデオに録画し女性達を苦しめていた。まさに鬼畜。
 父親は突き動かされるように、娘の復讐のためその少年を追う。
 少年犯罪とは何なのか、を問う重い作品。

 500Pある結構なボリュームの著書ですけど、読み出したらあっという間、3時間程度で
終わるほど引き込まれました。
 そこでこれが映画化されていたことを思い出して早速TSUTAYAへ。
 しかし、何回見に行っても貸し出し中。
 仕方なくいつもと違うTSUTAYAでやっとレンタル。

 喜び勇んで(というのも変ですが、すごい楽しみにしてたんで)観てみましたが…。
 正直、ガックリでした。
 原作と映画は全く別物になってしまっていた。
 細かな登場人物の心情や機微、大切なエピソードが殆ど抜け落ちている。
 そのエピソードがないと次の展開がどうしてそうなったのか分からなくなってしまう、
とても大切な部分が、ない。
 しかも映画自体がかなり短い。この尺にはめるのはとても無理でしょうという短い構成。

 私は寺尾聰さんという俳優が大好きです。
 そして寺尾聰さんに関してだけ言えばやはり演技は秀逸でした。それは間違いない。
 殺された娘さんを霊安室で確認した時、娘の顔に震える手を添えた父親(寺尾さん)の
顔は言葉にならないほど胸詰まるものでした。
 それだけにこの映画をあまりに軽く扱ってしまった制作側に憤りを感ぜずにいられない
のです。こんな端折り方をするのなら映画化などしない方がいい。
 東野圭吾さんご自身もよくこのような脚本でゴーサインを出したものだ、とアマゾンの
レビューにどなかたが書いていましたが、全くその通りです。
 それでも原作を読んでいたからこそ話の按配は分かりますが、原作を読まずに映画だけ
を観ていたとしたらかなり難解で(各々のセリフも非常に少ない設定)意味が分かりづら
いと思います。「なんでこうなるの?」というような
 
 まあ、ここで私が文句をたれてもどうしようもないのですけれど…。
 せっかく良い俳優陣をもってきたのに、残念としか言い様のない作品でした。

 まだまだ100円キャンペーンが続く限り、面白そうな映画を観てみたいと思ってます。
 TSUTAYAさん、よろしくお願いします(笑)。

 我が家は光TVが入ってます。
 が、ろくなのがやってない(怒)。「ミナミの帝王」とか。
 だから殆ど有料チャンネルにしたことがない。
 意味なーい(涙)。

 
 今日は最後に、大感動だった「アルマゲドン」の主題歌tubeを貼っておきます。
 ちなみに、恐らく皆さん既知のことと思いますが、アルマゲドン出演、ブルースウィリス
の娘役の女優「リヴ・タイラー」さんは主題歌を歌うエアロスミスのボーカルスティーブン・
タイラーの娘さんだそうです。
 ※恥…エアロスミスって人の名前だとばかり思ってました。バンド名と分かった時「人に
それを言わなくて良かった」と一人恥ずかしくなりました。
 多分、アルマゲドン、買っちゃいそう!家に置いておきたい秀逸な作品です。
 ブルースウィリスはもちろんのこと、チック・チャップル役のウィル・パットンが素晴らし
かった。

 【HD】 I Don't Want To Miss A Thing /Aerosmith アルマゲドン 【日本語字幕】



 素晴らしいtube作品です。
 仕事行くとき、何度も何度も観ています。
 何度観ても涙腺ゆるむ〜。


 
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ダイナ

赤西仁の映画は私も気になってました。
そっか~では、記憶の中から削除(笑)
さまよう刃って、何かで観たような・・・。
WOWOWかもしれないけど、特に記憶に残ってないな。
ということは、つまらなかったのかも?
本と映画化が、あまりにイメージが違いすぎると
がっかりすることって、多々あるよね。

by ダイナ (2011-11-16 16:31) 

earlgrey

★ダイナさん そそそ。BANDAGEは自分的には「もう一回は見たくないや」
な作品でした(涙)。でもね。赤西仁はかっこよかった!!!これは間違いない!
だから赤西仁を眺めるだけでも…ということであれば価値がある!(あたし、
相当おばさんだよね笑)。 さまよう刃も「れれれ」な作品だった(号泣)。
原作と映画が改変(改悪?)されている作品は数あれど、ここまで変わって
いるものは初めて見たような気がする。寺尾さんせっかくいい俳優さんなのに。
もっと原作に忠実で胸にグッと鬼気迫る役で拝見したかった…。
by earlgrey (2011-11-17 13:06) 

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