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口唇口蓋裂・修正手術の記録<8/28術後5日目> [口唇口蓋裂のこと。]



 <注:8月22日から一週間の手術入院の模様を記録しています。
 口唇口蓋裂関連記事になりますので、興味のない方は読み飛ばして下さい>

 ●術後5日目<8/28>

 ▲14:00 病院到着
 こちらもだいぶ疲れが募りながらも「あと二日!」の思いを支えに病院へ。
 カーテンを開けるとオッサンもだいぶ煮詰まってきているのかまたしても憮然とした顔。
 テンション低ッ!
 元気づけに「なんだよ〜オッサン、テンション低いじゃん!もっとはじけろよ〜っ!」と
言うと「おい。病院の中でどうはじけんだよ?」と呆れられてしまった。
 そりゃそうだけどさーーーー。
 

 
 


 私の方は連日、午前中に家の用事を済ませ昼食も済まない状態で出かけるので病院のある
旗の台の駅でコンビニかおにぎり屋さんでお昼ご飯を買って病院へ行く日が続いていたのだが
さすがにコン弁もうんざりしてきて、この日は商店街中程にある「日高屋」でお持ち帰りので
きる炒飯を購入。中華屋さんなのでできたてホヤホヤをお持ち帰りできるんだけども、いざ病
室で食べてみると、もちろん味は美味しいんだけども炒飯だけって飽きるんだなと実感。
 お店で食べるとスープがついてくるものだが、あのスープって非常に重要なんだね。
 半分も食べないうち嫌気がさして残してしまった。オッサンに聞いても「いらん」と言うし、
家に持って帰って誰かにヘルプしてもらうことにしよう。

 ▲16:00 退院打ち合わせと確認
 看護師さんが回ってきたので退院日の確認をすると「えーーー、クリハラくんは火曜日の
退院になっていますけど…」

 なぬ??? なぬ??? なぬ??? 火曜日??? Σ(・口・)

 「いえ、あの、その、O先生とは月曜日と言うことで確認させていただいていましたが…、
あのー、月曜日だと主人が車で迎えに来られるので火曜日になると、そのぉ、ちょっと困って
しまうんです〜」としどろもどろになりながら必死に訴えてみた。

 看護師さんは「分かりました。今日先生が丁度当直でいらっしゃるのですぐに確認しますね」
とのこと。やれやれ、ホッとした。たかが一日、と思わんでもないが、入院が一日延びるって
結構精神的にきつい。お腹がめちゃくちゃ減ってる時に目の前にごっつ旨そうなハンバーグ定食
が出されたのに、食べる直前になってストップをかけられて「これを眺めたまま食べるのを30分
お待ち下さい」くらいにきつい(なんだそりゃ)。

 一度確認のためにナースステーションに戻った看護師さんが引き返してきて「OK出ましたよ!
ただ、月曜日は教授回診があるので教授回診を終えてからの15時以降の退院となりますね〜」
 いいですともいいですとも〜!何回だって受けますよ、教授回診(笑)。
 月曜日に帰れるなら何でもしまっせ〜!v(´∀`*v)

 毎回、退院って結構揉める。
 意思の疎通がうまくいかなくて、曖昧なことになって退院前にばたつくのである。
 きちんとこちらが意志を伝えてもなかなか先生にまで行き着かない。
 この儀式、仕方がないんだろうなぁ。

 ▲16:15 既に開き直りのレストラン4連日(爆)。
 オッサンがまたしても「お茶に行くぞ」という。
 「オッサンよ、いくらなんでも4日連続はこっぱずかしくねえかい?」
 「いーや!別に恥ずかしいことはない!ちゃんと代金を払ってるんだからいいのだ」
 と訳のわからん理屈を言う。

 最早、開き直りの境地でまたしてもレストランへ。
 お席案内がどうか店長さんじゃありませぬように〜!と思っていたがやっぱりお店に入ったら
店長さんがニコニコしながら「いらっしゃいませ〜」と(撃沈)。どうも見てみるとやっぱり
店長さんも「よう来まんな〜」的な含み笑いをしているように見えなくもない。
 は、はずかしいよ〜〜〜〜〜。

 極力しれーっとした顔を装って案内された席に座る。
 オッサンはどこ吹く風。
 意にも介してないみたい。
 あんたのその毛の生えた心臓、あたしも欲しかったよ(ふん)。
 しかも、4日連続で全く同じメニュー「バニラアイス&オレンジジュース」を頼みおって。
(本人曰く鼻ガーゼのため「この二つしか味が分からない」とのことだった。

 この日は日曜日ということもあって17:00ラストオーダー。
 数少なくなったお客さんで店内はひっそり。でもその静寂さが気に入って時間ギリギリまで
お邪魔させていただいた。恥ずかしく思った割には厚かましい親子である。
 オッサンもこのレストランへ行くとかなりガス抜きができるようだし、家にいると話さない
ようなことも何だかお互い素直に話せたりする。

 そっか。ここはきっと 魔法のレストラン、だ。

 恐らく今日が入院中最後のレストラン(さすがに5日目はあってほしくない)になる。
 店長さん、いつも穏やかに優しくニコニコ迎えて下さったこと、本当にありがとうございました。
 魔法のレストランのお陰で退屈しがちな入院生活も親子で語らう貴重且つ素敵な時間になりました。
 また外来の時にお邪魔したいと思っています。

 ▲18:00 夕食
 この日は9割近くを食べた。

 病室が暑い…暑すぎる…(撃)。
 しかし日曜日はプレイルームも面会が多くて座る場所がないため悩んだ挙げ句、B1のエレベーター
ホールへ行くことに。
 この病院はB1が入り口なのだが、さすがに地下に位置するためかはたまた総合ロビーぐらいは、と
いう判断でなのかは分からないが唯一ここはクーラーが効いてます!(断言)
 しかも、ベンチも沢山あるので好都合である。
 オッサンも「ここは天国だ〜」とか言いながら二人で涼み、様々なことを話す時間となった。
 ここB1にはロビーの片隅に「ボランティア控え室」という部屋がある。
 そう。オッサンも登録している病院ボランティアさんが着替えるための部屋。
 
 「おい。ボランティア行っておいでよ。丁度いいじゃん、ここにいるんだしさ」
 「勘弁してくださいよ〜。患者がボランティアってどうよ?」
 
 とかくだらないことで笑ったり冗談を言い合ったり。

 ボランティア活動は今年の3月にボランティア希望日を申し込んでいたのだが、大震災の影響で
中学生は当時、当面の間活動を制限されてしまった。今はもちろん解除されているだろうけど、
元々そうやる気がないので(本人)私に押しつけられて嫌々やっているという感じ(笑)。
 嫌々でいいと思う。
 嫌々からでも何か自分が人と関わる中で何かを思ったり見つけたりしてくれたら、と思うから。
 さ、次はいつまた脅かしてやろうかな( ̄ー ̄)ニヤリ。

 ▲20:00 面会時間終了
 「ちゃんと荷物をまとめなさいよ!明日は抜糸で忙しいのだから今夜のうちにやらないとだめ
なんだよ!」と言うと「はい、りょーかい」と間の抜けたやる気0の返事。
 少し増えてしまった荷物をまとめるための紙袋をいくつか用意して病院を後にする。
 
 術後は傷の痛みも殆どなく(修正に於いて術後の痛みで鎮静剤をもらったことは皆無)、まだ
神経は元に戻らないので感覚がないそうだが、明日の抜糸が本当に楽しみ。
 いよいよ入院生活もラストだ。



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