口唇口蓋裂・修正手術の記録＜8/27術後4日目＞

　＜注：8月22日から一週間の手術入院の模様を記録しています。
　口唇口蓋裂関連記事になりますので、興味のない方は読み飛ばして下さい＞

　●術後4日目＜8/27＞

　▲14：00　病院到着
　大部屋はいつもの如く暑い（涙）。別に差額が0円だからといって病院が大部屋だけ空調を
けちっているのではないと思うけど、恐らく今年の節電モードに加えて大部屋の場合みんな
カーテンを閉めているので空調がついていてもベッドのところまで涼しい空気が入らないのが
原因だと思う。
　結構、この暑さ、精神的にも参ってしまった。まさか扇風機持ち込むわけにもいかないし。




　オッサンは午後1時に既に本日のシャワータイムを終了。
　ガーゼをしているせいか鼻の奥の痛みがかなり強いので鎮痛剤をもらったとのことだった。
（くしゃみが出る時のツンとした鼻の痛みに似ていてそれが増幅した感じだと言う）

　▲15：00　またしてもレストラン（汗）。


【いつものアイス＆ジュースに加え、カレーまで食べ尽くすオッサン】

　他にすることがないので、私が行くまでレストランのお茶タイムをひどく楽しみにしている
ようだった。しかし、3日連続はちょいと恥ずかしい…。ま、仕方ないか。
　一日中ベッドの上というのもつまらんのだろうしねぇ。

　点滴も昨日にて終了し、飲み薬に変わったので本当に一日中何もすることがない！暇暇暇。
　
　たまに鏡を持ち出してはガーゼをほんの少しめくり上げて唇の按配を見てばかりいる。
　本人曰く「ちょっと上唇厚くなりすぎてんじゃない？」と心配そう。
　確かに、まだ術後で腫れがあるためヒヨコのような口である（笑）。自分では「ピッピ」
と言っていた（爆）。

　▲18：00　夕食
　食後はプレイルームに場所を移してテレビを見たり話をしたりして時間をつぶす。
　鎮痛剤の効き目が切れたのかまた少し痛みが出てきたので薬を追加してもらった。

　▲20：00　面会時間終了。



　※なにげに大部屋エピソード
　自分自身もこの病棟に15歳の時に入院したことがある。「陥入爪（巻き爪）」で、である。
　大部屋入院だった。その頃はまだ入院棟もできたばかりのピカピカだったけれど、あれから
早30年（30年て…汗）。手入れはしているけれどだいぶ古くなっているところも目に付く。
　今は名誉教授でいらっしゃる、鬼塚教授に執刀をしていただいた。陥入爪の手術は失敗も
多く、また爪が巻いてしまうことも多かったらしいが鬼塚先生のオペは完璧。今も全く巻く
ことなく本当にありがたく思う。
　オッサンも今年15歳。同じ病棟に同じ年齢で入っている、と思うと感慨深い。
　私は小児科として小さい子達の部屋に入ったがその頃はまだ誰もカーテンは閉めていなくて
（まあ子どもだから当たり前か）小さい子達を集めてよく遊んでやったことを思い出す。
　オッサンにも「ちっさい子と遊んであげなよ」と何度か言ったけど「やだ。どうやったら
いいか何をしたらいいかわからんしめんどい」と全くその気なし。
　これって今の子たちの特徴なのかな。

　しかし今回の大部屋は隣の高校生のお兄さんが退院した後はオッサンをのぞいて全て高齢の
男性だけになってしまった（涙）。それほど混み合う季節でなかったのかフル定員になること
なく6人定員の部屋に常に4人程度の入院状況だったけど、一つどうしても「うーーむ」と嫌悪
感を持つことが…。

　それは「おなら」（下品な話でごめんなさいっ！）。

　老齢のオヤジたちは平気ですごいおならをするのである。
　最初などあまりに長いでかい音のおならだったので何か破けたのか何だか、何の音か分から
ず「何！？今の音！！」とでかい声で言ってしまったら、おならおじさんのお見舞いに来てい
た奥様が小さな声で「すみません…」と言うではないか！　Σ(･口･)。

　オッサンも私の顔をにらんでいる（汗）。
　でもって指で「へ」という文字を書いて口にシーッの真似をしている。
　すんませんね、瞬時に分からなくて。
　仕方ないじゃん、おならとは思わなかったんだもん(　；∀；) 。
　しかし、まああちこちからきこえるわ、きこえるわ…。

　オッサンによると夜中などはこの大合唱だったそうである。
　よくでるんだね、おじさんたち。
　でもご飯中だけは謹んでほしかった…（涙）。
　本気で食欲失せたもん…（ショボン）。

　大部屋万歳。
　日々、人間模様のドラマが繰り広げられ、それはそれで興味深かった（無理矢理）。