King of Gomaworld. このブログのルーツ。 [口唇口蓋裂のこと。]
大切なことを忘れたままになっていて。
日々、検索などで新しく訪れてくれる方々も多いことなので「ゴマワールド」について記しておこうと思う。
私がPCで「不妊」と息子の疾患「口唇口蓋裂」をテーマにホームページを作ったのは実に14年前のこと。
オッサンがまだ0歳児だった頃のスタートである。
その頃はまだホームページそのものが大変少ない時代で、文字通り個人的に口唇口蓋裂のページをつくったのは恐らく国内で1-2番だったと思う。
ホームページ名は「King of Gomaworld」。
それは今でも変わっていない。
ゴマワールドの「ゴマ」というのはオッサンが赤ちゃんだった頃、少年アシベのゴマちゃん(ゴマフアザラシ)にそっくりだったことからその可愛らしい名前をお借りしていた。
従ってオッサンの幼少時のあだ名は「ゴマちゃん」であった。
ホームページには実に多くの方々のご訪問をいただき、不妊分野ではテレビ取材、雑誌・新聞取材を受けたこともかなり多くあった。また多くのゲストに支えられ、オフ会を催したこともあった。日本全国に散らばる同じ境遇の仲間たちと手を取り合い様々な情報を交換しあった。
※別に隠したいことでもないので、ここにも記しておこうと思うが、私は長い間不妊治療を受けてオッサンを授かっている。一口で不妊治療といっても様々な治療法があるが、私の場合にはかなりの高度不妊治療を受け、結婚7年目に息子を授かっている。
おおまかにはオッサンが骨移植(顎裂部分への腸骨移植)を受けるまではつぶさにその様子をアップしてきたつもり。
通っている大学病院の待合でも私たちのホームページを見て下さった方々が「ホームページ見ています」という嬉しい言葉をかけていただいたことも一度や二度ではなかった。
自分の経験が少しでも誰かの足下を照らす仄かな灯りになれば…と今までやってきた。
不妊も子どもの治療も時には生きる力をなくすほどうちのめされることもある。
そんな時、一緒に歩いている人間がいると思ってもらえたら…と。
ただ、子ども達の年齢が上がるにつれ、自分が仕事を始めたことも相まってホームページを編集・更新することが大変難しくなってしまったことも事実で、まとまった時間をつくることができなくなった。更には私はホームページソフト「Adobe PageMill」を使ってページを制作していたが、近年のPCではこのバージョンに対応しなくなり、かといって新しいソフトを使いこなす時間も余裕もなく頭を抱えた。
そこで考えたのがブログ。
ブログなら思いついた時にその時の思いを書くことができる。
ブログを自分のホームページからリンクすれば良い。
というわけで今のこのブログがある。
記事は他の作者さんとは恐らく毛色の違う「子ども達の成長やごくごく身近な治療談」だったり「私の愚痴」だったりするわけだが、それでもこんなことを毎日書いてしまうのは、以前多少なりともご縁を持った方々が恐らく今もずっとこのブログを見て下さっていると思うから…。
「ゴマちゃん大きくなったかしら?」
「ケメリンどうしているだろ?」
※ケメリンは私のホームページでのハンドル。
そう思って検索をたどってこちらへいらして頂く方々に「元気にやってまっせ〜\(^o^)/」というメッセージを自分なりに発信しているつもり。オッサンの治療に関しても然りで、細かな治療の開示をすることで同じ立場の方々に少しでも足がかりになればという思いに今も昔も代わりはない。
一時期は「ネットの中に生活がある」という生活だった。
24時間のうち寝ている時間以外、全てネットだった。
それぐらいやらないと毎日毎日引きも切らさずにくる読者の方々の相談のメールに返事をお送りすることができなかったし、チャットでのお付き合いも私の中で大きなシェアを占めていたから。
今みたいに24時間光ネット接続なんて「夢のまた夢」だったから夜10時からの「テレホーダイ」の時間に合わせて血眼でスタンバイしてみたり、何だか思い返すと本当に一日の生活にネットの占める割合はかなりのものだったと記憶している。
そんな私ももう四十路。
一時期みたいな情熱はないけれど、今はこうしてブログで自分の思いをポツポツと穏やかに発信できることを嬉しく思う。
ずっと文字化けしていたホームページ。
やっと昨日手直しして新たに公開。
興味があったら是非私たちの軌跡にも立ち寄って下さい。
King of Gomaworld
昨日、矯正歯科行ってきたので、8月のオペとの関連でまたその記事も後でアップします。
2011-02-13 12:17
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