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時間。 [雑記やら、愚痴やら、備忘録等々。]

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 今日からまた出勤。
 いささか暑い気温にへたばりながら仕事を終え、ボーッと帰りの電車に揺られていた。

 電車が喜多見の駅に滑り込み、扉が開いて乗降客をやりすごすもなかなか発車にならない。
 「おかしいな…」と思った矢先、「お客様にお知らせいたします」のアナウンス。
 この部分を聞いただけで「弱ったな」と全てを察した。

 人身事故で電車ストップ、である。
 
 「○×駅で起きました人身事故のため、現在安全点検並びに救出活動を行っておりますので、しばらくの間運転を見合わせることとなりました」
 
 早く帰りたいのに…と思う。

 昨今、人身事故の件数が劇的に増え続けている。毎日必ず起こっているかのような人身事故。
 世の中が傾いてくると必ずこの数も比例して増えるそうである。

 ひとたび人身が起こると運転見合わせが数十分。乗客の足はもちろん、その後のダイヤにも大きな乱れが出てしまう。
 これが毎日のように、ともなれば最早言葉もない。
 
 私は携帯の電車運行サイトにいつも乗る電車を登録してあってその電車で人身事故が起こったり何らかのトラブルで運転を見合わせる時にそのニュースを自動的に受信するようになっているのだが、自分がその見合わせている電車に乗っているにも関わらず、携帯がブルッて「小田急線運転見合わせ」の一報を受信した時には何とも皮肉な話だと思うしかなかった。

 30分弱ほど待っただろうか。
 やっと折り返し運転ではあるが電車が走り出し、何とか帰宅することができる見通しとなった。

 やっとの思いでバスの最寄り停留所に到着し、とぼとぼと自宅への道を歩いている時にふと空を見上げると雲は出てきてはいるが鮮やかな空が目に映った。
 
 人の生死にかかわらず、時計は針をすすめ、そして明日は必ずやってくる。
 日常は何一つ変わらない。
 今日電車に乗っていた人々も何事もなかったかのようにまた日常を過ごす。
 
 当たり前のことではあるが、例え何が起こっても、冷酷なほど確実に時が刻まれていること…うまく言えないけれど、そのこと自体が空恐ろしく感じるような寒気を覚えるような情けない気持ちだった。
 気持ちを切り替え、明日を迎えよう。
 

 
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