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曇天の再会。 [子ども・家族のこと。]


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 関東地方はここのところ天候がはっきりしない。
 ことに3月などは記憶にないほど寒い一月だった。


 たまさか暖かくなればなったで、カタバ風を思わせるような(否、南極行ったことないけど…)恐ろしいほどの音を伴った強風が吹き荒れ、その風がようやく落ち着くと強い寒気が流れ込みまた冬のような寒さが帰ってきてしまう、という繰り返しだ。

 地球規模で天候がおかしくなっているのだろうか。
 以前のような「心地よい季節である春と秋」がなくなってしまったようにも思える。

 4月に入ってからもこれが春?と思うような寒さがずっと続き、雨が降っているか曇っているか。
 気持ちまで冷え込んでしまう。

 この前の日曜日(4/4)、曇天の小雨降る中ではあったが父の墓参へ出向いた。
 本来であればもっと晴れた気持ちの良い日に再会しに行きたいと思っていたのだが、ここのところどうも物事がうまくいかず家族の皆が停滞しているように思えたので、苦しい時の神頼みじゃないが気持ちを父に話してお願いしてこようと思った。

 横浜から小平への道のりは約25キロ。丁度東京を埼玉方面へ向かって横切らないと行かれないし、その横切る道がどこも渋滞必至の道路ばかりで更には高速道路もないためかなりの時間がかかってしまう。
 それでもあちこちに美しく咲き誇った桜を愛でながら小平に到着。
 今にも泣き出しそうな空と寒い天候ながら、それでも墓地内は墓参者でごった返していた。

 父さん、久しぶり。
 なかなか来られなくてごめんね。
 心の中でそんな言葉をつぶやく。

 父の墓は親類縁者など3軒分の石基が並んでいるので、小さなお墓が主流の昨今、見た目にはかなり大きく立派に見える。
 3軒のうちどなたかが来てくれたのだろう。花器にまだ比較的新しいと思えるお花が供えられていた。

 申し訳ない気持ちながらそのお花を外して、持参したお花に入れ替え大好きだったお酒を石基の上からかける。
 
 一人一人が胸にもった思いを父に投げかけ、いささか長すぎるぐらいの黙祷を捧げる。
 
 どうか、どうか、皆が幸せで健やかに暮らしていけますように。
 お父さん、どうか見守っていてほしい。
 みんながしっかりと大地を踏みしめ、自分の足で歩いていけるよう。

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