ビューティフル・フジヤマDAY [子ども・家族のこと。]
オッサンは何はともあれ試験休み。
プッコさんも短縮授業。
天気もまずまず。
となれば…?!
いひひひー!行くしかなーい!この貴重なタイミング♪
しかも、季節もようやく春らしくなってきたから、毎年春恒例行事だー。
私は昔から電車やバスを使って郊外へ出かけて行くのが大好きな人。
子どもたちにサプライズをするのも大好きな人。
さーて。
今日は…うーむ、うーっむ、うーーーっむ。
「決まった〜!今日は富士山を見る日だーいっ」
すぐにネットで小田急ロマンスカー(小田急の特急サルーン列車)のダイヤを確認、自宅から至近の町田から「あさぎり号沼津行き」に照準を合わせ、同じく興奮する子どもたちを連れて町田に向かってレッツ豪徳寺(ふるっ)。
余裕をもって町田に到着、吉野家で昼食を済ませワクワクしながら駅のホームで「あさぎり」を待つ。
当初、御殿場で下りようと計画していたんだけど、プッコさんが「終点まで行くのだ〜」というので生まれて初めて沼津まで行ってみることにした。
※同じ静岡でも「静岡」「焼津」「浜松」には電車で行ったことあるけど、この「沼津」だけは電車で行くの人生初だったのだ。
午後2時ちょい過ぎにホームに滑り込んできた「あさぎり」に無事乗車。
ロマンスカー乗車は数々あれど、このJR相互乗り入れタイプ「あさぎり」への乗車は人生初。
乗り心地も良いし、何より大井松田の先、JR線路に入ってからの行く先は初体験だからワクワクしちゃうね。
子どもたちもお菓子をボリボリしながら前列で盛り上がる。
私は後列席で一人景色を見入る。
いつもの渋谷の雑踏など忘却の彼方。癒されるわ−。
空は曇天。
目的の富士山は見えるだろうか…
どうか、どうか、富士山見えますように。
列車が松田の先、単線線路に入り山北の駅を過ぎたあたりから窓の外を目を凝らして見ていたら、うっすらとではあるが「富士山」の全貌が前方に浮き上がっているのが見えた!感動!こんな曇りなのに、否、晴れていても尚なかなか顔を出してくれない富士山がこんな曇天の中、周りに雲をうまくかきわけて全貌を見せてくれた。本当に本当に感動した。
私、思うんだけど、世界に様々な山脈、山塊はあるけれど、富士山ほど流麗で美しい山って他にない。単独で裾を長く引く美しい富士。いつ見ても思わず拝みたくなってしまう。
昔はカズさんと一緒に、ドライブで富士山を見に行った。季節は冬。冬の方が断然富士山の見える率が高いからだ。
列車は御殿場の駅へ滑り込む。
御殿場が文字通り富士が一番大きく見える駅だ。
見事。
その一言しか出てこない。
しばし富士山をうっとりしながら見つめた。
子どもたちも富士山の美しさに言葉もなく見つめ続けている。
来て良かった。
列車内ももはやほとんど乗客も見あたらず、貸し切り状態。
ゆったりたっぷりのーんびり♪という感じである(どこぞの温泉旅館のキャッチフレーズみたいだが)。
山北あたりから、裾野まではずーっと富士の大パノラマを右に見ながら優雅な時を過ごした。
ありがとう。富士山。
最終駅の沼津に到着。
沼津まで行くと既に富士は遠くなりにけり、である。
しかも、私たちにその姿を限定で見せてくれたかのように(そんなことはありえないが)、沼津に到着する頃、富士山はもう既に厚い雲に覆われて、さっきまでそこにあったことが嘘のように真っ白な雲と一体化してしまっていた。
こんな天気なのに、合間を縫ってその全貌を見ることができたことに改めて感謝。
さて。帰り。
子どもたちに「在来線で帰ろう。海側の東海道線か、山側の御殿場線に乗るかどうする?」と聞くと思いがけない返事が返ってきた。
「新幹線で帰りたい」
「へ?し、新幹線?!」
おぉぉぉ、お、お、お。
よ、予算がーーーーっ。
でも…考えたらプッコさんにはあまり新幹線に乗せてやったこともなく、今日は子ども奉仕デー(自分なりにはね)だったこともあるし、現実問題、東海道線などの在来線で横浜を目指すと自宅に到着するのも夜遅くなってしまうと思い、清水の舞台から飛び降りるぐらいの勢いで新幹線帰宅を選択っ!
し、しかし、新幹線、高い。オッサンの切符、苦し紛れに子ども料金で買っちゃった。JRさん、ごめんなさい!
沼津から一駅、在来線に乗り三島駅で新幹線を待つ。
<こだま号 三島→新横浜>乗車♪
子どもたちのこの嬉しそうな顔。
たった50分程度(50分なかったかも…)の短い乗車だったけれど、ほんの少しでも新幹線に乗ることができ子どもたちも口々に「今日はマジで楽しかった!」「プッコも!すごいすごいすごい楽しかった−」の連発。
財布は寂しくなったけど(笑)、こんなサプライズプレゼントを今年もしてやれて良かった。
一年に一度の大出血デー(笑)。
本当に楽しかった一日だった。
来年はどこ行こうかな?
2010-03-12 22:26
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