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いずこも同じ(涙)。 [子ども・家族のこと。]

 
 「ちょっとぉ、聞いてよ、大輔の携帯料金!」
 「どーしたん?」
 先日、今にもパンクしそうなお腹を抱えた友達が怒りを込めた顔で話し
始めた。


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 この友達とは息子達の幼稚園時代に知り合った。
 お互いに他の母ちゃん連中とは趣が異なり、お互いに居場所を見つけられずにいたが、出会うべくして出会ったワルダチ同
士である(笑)。子どもが縁ではあったが、別々の学校となった今も以前と変わらず、否それ以上wのつきあいとなっている。
 彼女は今43歳にして二人目を妊娠中。もう満期。
 数日中には新しい命が生まれる。
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 「大輔がさー、携帯使いすぎたらしくって大輔一人の請求で2万円もきちゃったのよー!1月分!」
 「うほっ、そうだったんだ、そりゃきついわ〜」
 「それで更にねじり寄って聞いてみたら2月分はもっと金額がいっちゃってるっぽい、とか言うわけ」
 「え?!いくらよ?」
 「大輔一人の携帯で3万っ!」

 友達の目は完全に血走っていた。
 そりゃぁそりゃぁ、気持ちがよーーーくわかる。

 昨年、うちもそれをやられたのである。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
 昨夏のことであった。
 毎月後半にかけて送られてくる「DOCOMO」からの請求書。
 その料金を見てぶっとんだ。
 
 「¥45000-」チーン!

 うちは家族全員が携帯を使っている。が、子どもたちは何とか割というのを使っているし、親二人も通話は殆ど使わないので月額は4台契約総額でだいたい2万で収まっていた。それがこの時は2倍以上の金額である!!!!!

 帰宅したオッサンを待ち構えて「何やってんのっ!アンタはっ!」
 怯えた顔のオッサンを包括的且つ攻撃的に問い詰めた。
 
 どうやら原因は友達から来る「写メール」。
 写メールならばまだしも動画を送ってくる輩もいるらしい。
 家族内ならメールも通話も完全無料だけど、友達ともなるとそうはいかない。パケット料が膨らみ続け上記の料金となったのである。

 あのさー、45000円ってナニ?
 下手すりゃアパートの家賃ぐらいに相当するんすけど。
 
 怒りに怒りまくった私に打ちのめされたオッサンは、
 「ごめん…。来月から小遣いいりません…」
 「あったりめえだいっ!小遣い全部なくしたって足らんのだぞっ!」
 「ごめんなさい。年内は小遣いもらいません…」
 「まったくーっ!このバカチンがっ!」

 それからは、こちらも反省しドコモへ出向き上限設定を設けてもらった。
 もちろんプッコさんの携帯の方も同じようにアダルトフィルターをかけてもらった上で上限額を設定した。

 オッサンには小学2年の頃から携帯を持たせていたのだが(学校が遠かったため、防犯の意味も含めて持たせていた)小学生の頃には殆ど携帯には見向きもせず、料金が膨らむことなど皆無に等しかった。
 ところが、中学に入ると周囲の友達が殆ど携帯を持つようになってくるのでそういった背景事情からこのような事態が発生してしまうのである。
 私たち親の側も「子どもも成長する」という概念が全く抜け落ちていた。
 痛い痛い勉強代だった。
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 友達は興奮醒めやらぬ様子で話を続ける。

 「それがさー。携帯だけじゃなくってネットで頼んだとかいう代引きまで来たんだよ。それが8000円っ!」
 「大輔にものすごい雷落としてやった!てめえの尻はてめえで拭かんかいっ!あんたは稼ぎがないんですからねっ!毎月の小遣いから分割で払ってもらうかんねっ!って言ってやったわよ」
 と立て続けに思いの丈を話してくれた。

 「大輔どんな様子だった?」
 「申し訳ございません。小遣いから返済します、だって」

 いずこも同じ。かなり笑った。
 お互いの息子、同じ道を歩んどる(笑)。

 母ちゃんのお腹がパンクする時、大輔の夕食はしばらくうちで面倒見ることになっている。
 その時、息子二人はきっとこの失敗談をお互いに話すことであろう。

 「母ちゃん、こええよなぁ」
 「な!すげえよな。鬼だよ、オ・ニ!」
 とか言いながら。
 
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