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レプリカは所詮、レプリカなのである。 [子ども・家族のこと。]

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 子どもたち二人ともがマイケルに夢中になっていることは、このブログに
何度か記してきた。

 今、巷では彼亡き後、マイケルビジネスを繰り広げることに余念がない。
ヤフオクでも彼のコンサート時に使用していた服のレプリカなどが結構な
値段で出品されている。
 また、通販ショップでも帽子のレプリカ、マイケルかつら(ちょっと滑
稽すぎやしないだろうか?)、手袋など一日中ネットサーフィンをしたと
しても見切れないほど沢山の商品が溢れる。

 オッサンも少し前になるが、ヤフオクで大枚はたいてマイケルの帽子と
スパンコール付きの手袋をゲットしていた(そんな偽物にお年玉使い果た
しおって…(-_-))。

 最近ではスムース・クリミナルのダンスもほぼ完璧(といっても子ども
なりのレベル、っつうことね(^_^;))しょっちゅう、自室で帽子と手袋を
つけてはムーンウォークをし、「ホーーーーーーウッ!」とかいう奇声を
発している。

 今日も、「マイケルの洋服のレプリカ、買ってくんない?」というので
即座に却下。どうせろくな商品ではあるまい。縫製も甘く確実に何度か着
たらアウトだろうよ。そんなもったいない買い物は絶対×!

 とは言いながら、自分も昔々のその昔、「ブルース・リー」を愛してや
まない時期があった。もう寝てもさめてもブルース・リー。マジで結婚し
てほしいと思うほど惚れ込んでいた。
 しかし、状況は今のオッサンと同じ。
 私が好きになった頃、ブルース・リーはもうこの世の人ではなかった。
 どれほどそれが悔しかったことか!
 それこそ夢にまで出てくるほど、大好きだった。

 彼の記事が載っている雑誌、特にロードショー(わっ、懐かしい〜!)
も少ない小遣いから工面して手に入れた。
 その雑誌の中にある、ブルース・リーショップの広告(笑)。
 私はそのショップの商品ラインナップの中にあった「ブルース・リー仕
様ヌンチャク」がどうしてもほしくなった。

 ブルース・リーと言えば、ヌンチャク。
 マイケルに手袋、みたいなもんである。

 何としても我慢しきれなくなり、翌月の小遣い支給日を待って前述のショッ
プにヌンチャクを申し込んだのである。
 
 首をながーーーーーくして商品到着を待っていた可愛い乙女(をい)。
 しかし、届いた商品はまさしく「子供だまし」の超ダサヌンチャクであっ
た。掲載されていた画像の品とは明らかに違う。そういうことが平気でまかり
通ってしまう時代だった。

 ちっきしょー!少ない小遣いをなげうって購入したというのに。
 何という不幸だろうと泣けた。

 しかも、ヌンチャクってなかなか自在に操れるものではないのだ。
 それでも、気を取り直し何とかブルース・リーの「ブ」の字ぐらいには
なれるようにと練習を始めたところ、振り上げたヌンチャクの片方がこれでも
か!というほどの勢いで自分のデコを直撃。
 私のおでこには見事にヌンチャク形のアザが残されたのであった(涙)。
 あれほど痛かったことも、そして腹が立ったこともなかったというほど情け
ない出来事であった。

 むかついたから、二度とそのヌンチャクは使わなかった。
 クラスにブルース・リー好きの男の子がいてせがまれたので謹んで贈呈。

 こんな経緯があるから、今でも○○のレプリカグッズ、などというとどうい
うわけか、この時の意識が抜けず「またひどい商品が…」と思ってしまうのか
もしれない。

 そうそう。
 余談だが、本日画像の帽子もやっぱりご多分に漏れず最初は頭周りにベルト
の装飾が施してあったが、一週間しないうちに破けてとれてしまった。
 やっぱりレプリカは買うべきではないのである。
(と言っても、本物が手に入るわけもないのだが…)
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